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民営化―「協働」の正体見たり 2008/02/28 22:59 |
北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」のブログから転載
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予算議会の開会中で、やっぱりなんだかんだと忙しい日々を過ごしています。3・2西部春闘行動―3・16イラク反戦全世界一斉デモの組織化それ自体の時間を捻出するのに汗をかいています。 今日の夜は予算特別委員会の質問準備ということもあって、福祉有償運送運営協議会を傍聴しました。高齢者や「障害者」の通院などを支援するために、移送サービス事業の運営を管理している機関です。移送サービスを担っているのは、タクシー会社のほかに社会福祉法人やNPO法人などです。しかし、介護保険制度や障害者自立支援法などの影響で、行政からの補助金がばっさりと削られている現状があり、事業からの撤退を表明するNPOなどが続出しているそうです。 杉並まるごと民営化攻撃のひとつのキーワードは「協働」であり、行政とNPOなどが協力して民営化を担うことが目玉の一つです。しかし移送サービスについて見ると、その「協働」が大破産していることが明らかにわかります。それが運営協議会に出てよくわかりました。民営化とは、資本の利益のために行政事業を丸投げにして資本に差し出すものであるという、その本質がむき出しにされている議論が行なわれていました。タクシー会社の委員が、NPOが提示した料金設定について、タクシー料金の半額程度とするという規定に反して高すぎると非難しているのです。「?」と思いました。普通に考えれば、競争相手のコストが高いことをなぜ非難するのかと考えざるをえないからです。その意図は、NPOがコスト的にやりきれない低料金を設定させて、その事業からNPOを排除することにねらいがあるのです。まさに資本が利益を独占することをねらっているのです。民営化―「協働」の正体見たりです。 |