昨日は終日霞ヶ関周辺をウロウロしていました。5・27国労臨時大会闘争弾圧裁判が、被告団・弁護団そして支援組織「許さない会」の激烈な路線論争の末に久しぶりに再開され、公判前集会と裁判所前情宣、傍聴席抽選までつきあえました。JT公判(この件については、いずれ詳細に報告しましょう。行政当局風に言うと、「係争中のことなのでコメントは差し控えたい」というところでしょうか)は来月に延期。
午後は狭山裁判再審開始を求める東京高裁要請行動。いや〜びっくりしました。裁判所が硬直的な裁判所であることはいまさら言うまでもありませんが、今日の事態はあまりにヒドイ!「要請行動は20人・30分」と制限をつけたうえに、車いすを使っている「障害者」の介助者も20人の人数に算入して、その介助者は室外に退去せよと要求してきました。これには要請団の怒りが爆発。同じ想いの要請団であることを百も承知で、「障害者」と健常者を、「障害者」と介助者を分断しようとする裁判所の態度は許せません。「障害者」にとって介助者が一体的に不可欠の存在であることは、いまや世間の常識です。東京高裁は役所としても最低の役所です。要請団の徹底追及に何ひとつ応えることなく、時間だからとさっさと逃げていく東京高裁の幹部職員たち。要請団はそのまま要請室に居座ってシュプレヒコールや小集会。たまらず退去を命じてきた裁判所職員に要請文を受け取らせて、「やったぞ!」の勝利感をもって要請行動(ただの1秒も要請がなかったにもかかわらず、充実した大きな達成感!)を終了しました。
夜の5・23狭山集会。東日本部落解放共闘会議・田中康宏議長の基調報告、部落解放同盟全国連合会西郡支部の住宅闘争報告をはじめ、とても重要な(「すばらしい」という表現は適当でないぐらい)発言ばかりでしたが、今日の集会は次の言葉に尽きます。石川一雄さんの5・23メッセージから、「…今度こそ、正真正銘の権力打倒に燃え、完全勝利を手中に収めるべく全力で闘い抜く所存であります…。」